小平市指定 旧小平小川郵便局 
 日本の近代郵便制度は、明治4年に「新式郵便」として始まりました。 小平においては、明治14年以前に小川四等郵便局が、名主・小川家の屋敷内に開局したことに始まります。本建物は郵便業務を専門に行うため、 明治41年に新築したもの。施工は地元の大工・植村寅吉氏の手によるものと判明しています。その後、大正5年、昭和58年の2度に亘って移築を繰り返し、 平成4年に小平ふるさと村に移築復元されました。
現在は明治時代の郵便営業室の様子や、建物奥の住居部分も合わせて公開しています。
 
  屋根は亜鉛鉄板葺き。大屋根と車寄せの鬼板には〒のマークが入っています。
 建物の前面部分は、郵便事務室と電話交換室(蓄電池置場を備える)で、郵便業務と電話電信及び電話交換を行っていました。受付カウンターなどを、痕跡をもとに復元しています。
 建物奥は局長室を含む住居部分でした。
 
 小平市立 小平ふるさと村
【所在地】 小平市小川町1−218
(西武新宿線「小平駅」「花小金井駅」から徒歩20分)